卒業式
- 2017.03.22 Wednesday
- 10:55
三送会のブログでもご紹介しましたが、3月17日に行われた平成28年度の卒業式の様子をお伝えします。
当日は抜けるような青空。
体育館に、卒業生が暖かな拍手に迎えられて入場しました。
国歌斉唱、学事報告の後は、一人ひとり卒業証書の授与が行われます。
緊張しながらもしっかりと証書を受け取る卒業生の姿に、成長を感じられた方も多かったことと思います。
校長先生の式辞では、何度読んでも新しい発見のあるという、サン=テグジュペリの「星の王子さま」から、「ものごとは心でしか見ることはできない。大切なことは目に見えない」との言葉が贈られました。目に見える情報と物質に溢れる社会・人生の様々な場面で思い出して欲しいと思いました。
来賓の港区副区長さんからは、ノーベル医学・生理学賞を受賞した大隈教授の、どんな些細なことも見逃さず一貫してオートファジー研究に取り組んだ研究者としての姿勢の素晴らしさについて、PTA会長からは三並さんらしい表現で「もう君たちは未来が想像できる。ちゃんとした大人になってください」と力強いエール。たくさんの祝電も披露されました。
そして、在校生代表からの送辞。サッカー部のTくんが、学校生活でも部活でも常に手本となり導いてくれた3年生に心のこもった言葉を送ります。続いて、六本木中学校らしく合唱のプレゼント。皆が気持ちを一つにして歌う「変わらないもの」は、合唱発表会の時よりも力強い歌声に感じました。
答辞は、卒業生代表として生徒会長のNくんと3組のKさんが、途中(最初から?)何度も涙をぬぐいながら、先生方に怒られつつも楽しく過ごした日々のたくさんの思い出と、感謝の気持ちと旅立ちの決意を語ってくれ、会場も涙に包まれました。
3年間の集大成とも言える合唱「河口」「旅立ちの日に」、そして全員で歌う「あなたへ」。
歌詞にある「白木蓮に似たその白い翼で、まだ見ぬ世界、未来という果てしない空へ旅立っていくのですね…」、ちょっと切ないメロディーも相まって、またジーンとしてしまいました。卒業生の前途に幸あれと願わずにはいられません。
そして、3年生にとっては最後の校歌を歌ったのち、音楽部の「We are the world」に送られて退場します。
厳粛な雰囲気の中、合唱が花を添えてくれた和やかな卒業式でした。短い時間でこれだけのプログラムをまとめ上げた六中生・先生方の団結力と情熱にも感謝いたします。これからも六本木中学校の伝統を引き継ぎ、卒業生がいつでも立ち寄れる学校であって欲しいと思いました。
式を終えた卒業生は、目を赤くしながらも笑顔笑顔。
校庭に在校生や保護者が作った長いゲートの間を、担任の先生を先頭に足どり軽く通り抜けていきました。
誰もいなくなった教室に残されたイラストも素敵でした。
ご卒業、おめでとうございます!
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